「縮む」に込めた想いを、直接届けた3日間――ルプループが伝えた“ちょうどいい”暮らしのかたち

2025.6.18~20に開催されたインテリア ライフスタイル東京に出展しました。
会場では「縮む水切りラック」や新製品の「縮むセイロ」に多くの関心と驚きの声が寄せられ、「前から気になっていました」と声をかけてくださる来場者様との出会いもありました。

実際に製品を手に取っていただき、機能や想いを直接お届けできた3日間。
暮らしに寄り添う“縮むシリーズ”の魅力と手応えを感じた時間を振り返ります。

1. 初めての現地参加、そして3年目という節目

今年の「インテリア ライフスタイル東京」は、私にとって特別な展示会となりました。
というのも、ルプループとしては3年目の出展ですが、私は今回が初の現地参加。

製品開発や発送業務の裏方を長く担当してきた分、3年目という節目に現地の空気に触れられたこと、何よりルプループ製品が多くの方に“知っていただけている”という実感が得られたことに、深く感謝しています。

2. 暑さも人の熱気も感じた3日間

東京ビッグサイトの会場は、外の気温以上に“熱気”に包まれていました。

照明と人の多さ、そして真剣なやりとりの空気に包まれ、立っているだけでもエネルギーを使う中、足を止めてくださる来場者様ひとつひとつの質問やリアクションが、ルプループの想いに少しでも触れてもらえたように感じて、改めて「ものづくりの楽しさ」「伝えることの大切さ」を実感しました。

現場でしか得られない声のひとつひとつが、とても嬉しく、これからのものづくりの原動力になります。

3. はじめまして、そして「ずっと気になっていました」

縮む水切りラックに目を留めていただいた方々から「いつか実物を見たいと思っていました!」「これ、前に見たことある!」「この水切りラックが前から気になっていました!」と声をかけていただきました。
展示会の場で、ルプループが浸透していることを肌で感じられた瞬間でした。

そして、新製品の「縮むセイロ」の前で立ち止まり、「置き場に困らず、洗剤で丸洗いができるセイロは初めて見ました」の言葉は印象的でした。
やはりキッチンツールの選び方も変化しているのだと感じます。

使わない時は、どこにどう置くか”という視点が、大切な基準になっているのだと改めて実感しました。

4. 海外バイヤー様と、心に残った言葉たち

海外のバイヤー様もおみえになり、片言の日本語でお話しする機会がありました。
以前から知ってくださっていたようで、「あった!見つけた!」という声に、思わずこちらまで嬉しくなりました。
海外でも覚えていてくださったことに、製品が確かに届いているという実感が湧いた瞬間でした。

「これは日本製?」「この縮み方はどういう仕組み?」といった質問の中に、純粋な興味と驚き、そして伸縮アイデアへの感動が混ざっているのを感じ、とても印象に残っています。
中でも、縮むラウンドテーブルが一瞬で開く様子をお見せしたときは、思わず声が上がり、その場がふっと和やかな空気に包まれました。
自然と会話が広がったあのひとときは、今も忘れられません。

5. 驚きの声が集まった「縮むシリーズ」

展示品の中でとくに反響が大きかったのが、縮む水切りラックと縮むセイロでした。
ブースの前を通った来場者様の多くが、最初に手に取ったのは水切りラックで、その認知度の高さを実感しました。

一方で、水切りラックを知らなかった方も、引き込まれるようにじっと見つめ、思わず手に取ってくださる様子が何度も見られました。
縮む構造や佇まいそのものが、初めて見る方にも自然と興味を引きつけていたように思います。

新製品の縮むセイロは、「え、これ縮むの?置き場にも困らないし、洗いやすい!」と驚かれることが多く、生活の中のリアルな困りごとを解決できている実感がありました。
想定以上の反応に、製品の可能性を改めて感じる展示会となりました。

6. 会場を歩いて、ブースに立って、思ったこと

各ブースで独自の世界観を持ち、それをどう伝えるかを工夫している。

ルプループブースも、
“縮む”というキーワードに惹かれて足を止めていただくケースが多く、

縮むボトルスタンド縮むまな板スタンドなど、
実物の構造を見て納得してくださる様子がとても印象的でした。

「みて、さわって、きける」場の力は大きいと感じました。

7. 製品に込めた想いを直接伝えるということ

普段は言葉ではなく、製品そのもので想いを伝えることが多い私たちですが、展示会では、背景や想いを“直接”伝えることができます。

「なぜこの形になったのか」「どんなシーンを想定したのか」、そして「どうやって作っているのか」
お客様の目を見て、言葉にして届けることで、製品がより生き生きとしたものになる――そんな手応えを感じた3日間でした。

「縮む」という機構だけではなく、「暮らしの中でどう役立つのか」を丁寧に伝えていくこと。
それが、ルプループが大切にしたい姿勢なのです。

8. これからも、丁寧に、確実に

展示会では多くの反応をいただきましたが、ひとつずつ確実に進めていくことが大切だと思っています。

使う方の生活にしっかり寄り添った製品を届けていく。
その姿勢を忘れず、これからも製品開発と発信の両輪で「縮む=新しい価値」を形にしていきたいと思います。

目の前で「これ、使いたい」と言っていただけたその声を糧に。